第2回公判が開かれました。次回は6/7(水)11:00より、横浜地裁807法廷です。

2023/04/26 第2回公判傍聴・ミニ集会メモ

横浜地裁605号 10:00 開廷。終了は10:22 程度。

被告 (JIRITAMA) 側は代理人として、法律事務所インテグリティの小嶋愛斗弁護士が出廷していました(団体交渉時に代理人としてJIRITAMAに随伴しているのも同じ弁護士です)。

裁判官は前回から変更なく、傍聴者は2名でした。

期日前までには被告より

・被告側準備書面(1)

・被告側準備書面(2)

 

原告からは被告側に対し

・求釈明書

が提出されています。

 

被告側準備書面(2)も内容的には原告への求釈明書に相当します。

 

公判中には争点についての予備的な整理が行われました。

 

次回期日は 6/7(水)11:00より、横浜地裁 807号法廷となります。

傍聴していただける方は、11時の少し前に8階の「第7書記官室」前(807号法廷と距離はないです)にて集まっていただければと思います。

 

閉廷後ミニ集会を、原告、原告側代理人として土田元哉弁護士(優理綜合法律事務所)、そして全国一般東京南部より加辺組合員、そして2名の傍聴の方を交えて行いました。人数は多くなくとも、前回同様に熱心な質問とやり取りを行う時間となり、原告は大変ありがたく思っております。

ミニ集会では当日出席できなかった、全国一般東京南部の井田組合員よりメッセージを預かりましたので、加辺さんに読み上げていただきました。

 

Yさんの裁判傍聴に参加された皆さん
本⽇は別件があり、今回の傍聴に参加できませんので、代わりにこちらのメッセージでのご挨拶とさせていただきます。
すでに裁判やビラ、ブログなどで伝えられていますように、今回のYさんへの不当解雇、そして解雇を撤回して以降のじりたまの対応は悪質なものです。裁判では特にその解雇の差別性について集中的に問われていますので、私からは、労働組合にとって今回の問題の悪質さがどこにあるのか、ということについて述べさせていただきます。
まず、解雇それ⾃体の不当さが挙げられます。労働組合としては、労働者にとって「死刑」に等しい解雇は原則的に認められないものです。しかし、今回はそれに輪をかけて、⼿続き上も、その内容もあまりに不当なものでした。私たちの圧倒的多数が誰かに雇⽤されて⽣活をせざるを得ないこの社会において、不当解雇を⾏うということは、その⼈の⽣活や⼈⽣を破壊する⾏為に他なりません。じりたまにはそのことをしっかりと⾃覚させなければなりません。
次に、組合に加⼊して以降の団体交渉を経た対応も悪質なものです。あまりの解雇の不当
さに、会社も解雇の撤回を申し伝えてきてはいます。しかし、ただ解雇の撤回を⼀⽅的に宣⾔するのみで、実質的な職場復帰や再発防⽌策、Yさん本⼈への謝罪すら⾏われていません。前回の団体交渉でも、残念ながらじりたまには積極的に問題解決に取り組もうという姿勢は⾒受けられませんでした。不当解雇、あるいはハラスメントもそうですが、その原状回復をいかに⾏うのかということの責任は常に使⽤者側に求められています。また、⾦銭といった数字で表される損害だけではなく、⼀度傷つけられたたら容易には元通りにはならない、⼈間としての尊厳をいかに回復するのかという課題は、それを求める私たち労働運動の側でも、模索が続いているのが現状です。とはいえ、真剣な謝罪や改善に向けた取り組みの端緒にじりたまをつかせること、解雇やハラスメントを「やったもの勝ち」にさせないことがまずは重要です。このような事態を放置すれば、多くの労働者が上司や使⽤者に怯えながら働かざるを得なくなります。団体交渉でも引き続き「じりたま」の責任追及とYさんへの謝罪、職場復帰に向けた具体的な取り組みを求めていきます。
しばらくは裁判闘争と組合としての取り組みを並⾏して続けていくことになり、当該の Yさんの負担も⼤きなものとなっていると思います。まだまだ時間はかかりますが、休める時は休みながら、粘り強く、ともに闘っていきましょう。

全国⼀般労働組合東京南部 井⽥ 敬

 

参加していただいた皆さん、悪天候で当日に丁重なご欠席の連絡をしていただいたみなさん、お時間を割き準備をしていただいた井田さんと土田弁護士、今回もどうもありがとうございました。

 

傍聴によって皆様に本件のことをより詳しく知っていただいたり、また情報共有や交流をできることが原告の大きな励みとなっております。次回の期日にも傍聴に来ていただけますようお待ちしております!

開催されたミニ集会の内容、そして今後の公判等の予定については、MLにて紹介しています。情報にご関心をお寄せいただける方はぜひ以下のフォームよりご登録ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScchP_3WFfBp1_RbsRREh85sfpRD_vk-3vC5bqOA4pcYBEjGg/viewform

 

どのような地域で生きるか、地域でどのように生きるか、ゆっくり、そして早く、共に原告と考えていただければ幸いです。ぜひお越しください。