第3回公判が開かれました。次回は7/26(水)13:30より、横浜地裁807法廷です。

2023/6/7 第3回公判傍聴・ミニ集会メモ

横浜地裁807号 11:00 開廷。終了は11:25 程度。

被告 (JIRITAMA) 側は代理人のみ、裁判官は前回から変更なく、傍聴者は5名でした。

期日前までには原告より

・原告第1準備書面

が提出されています。

公判中には閲覧制限の措置がなされている本件審理における、証拠(甲9, 12, 13)上の原告の名称の取り扱いについて整理が行われました。

 

ミニ集会では6名の方にご参加いただき、今回も穏やかながらも大切なやり取りをさせていただいたと思います。

集会中では原告の方から一部不適切な発言もしてしまったと思います。大変すみませんでした。「(意図して暴れるかたでなければ)どなたの傍聴も歓迎します」とは、「意図して暴れる」ととられる範囲が、世間的にはかなり恣意的な(そしてそれにはある種の「障害」だと断じられる判定と重複することもある)ことをふまえると、言うべきではなかったことであると思います。すみませんでした。また、ご示唆ありがとうございました。

あらためて、原告からもすべての方が気兼ねなく傍聴席にいられるよう、時には具体的に協力させていただきたいと思います。

 

次回期日は 7/26(水)13:30より、横浜地裁 807号法廷となります。

傍聴していただける方は、13時30分の少し前に8階の 807号法廷前にて集まっていただければと思います。原告はそれより少し前に8階の傍聴人控室のどれかで待機しています。

またこの日は、津久井やまゆり園での障害者大量殺傷事件が起きた日より7年目の日時となります。(加害者の裁判もこの横浜地裁で行われています。)
そのためご多忙の方もおられるかとはございますが、公判後ミニ集会も含めて、いろいろなお話をさせていただければと思っております。

よろしければぜひお越しください。

 

 

今回提出した原告第1準備書面ついて。
原告側がこれまで裁判所に出した書面としては、
①提訴時の訴状
②被告への求釈明書(≒質問)
に引き続いて、3つ目の文書になります。流れとしては、前回被告側から①の訴状内容に関して、被告の認否方針(相手の記載について部分的に事実であると合意する点はあるか、主張について争うか、など)が出されたので(また被告からも原告に求釈明書が計2通出されているので)、それに対する原告側の再反論、実質的な話の掘り下げの初回となります。
ちなみに被告は本件解雇の違法性、障害差別性、原告の不就労期間に対する賃金支払い(いわゆるバックペイ)、そしてアウティング問題の全てにおいて争う姿勢を出しています。 
原告第1準備書面ですが、土田弁護士、なんぶ労働組合そして支える会の方も交えて協議し、前回期日からさほど間があかない中でかなり納得のいくものを土田弁護士に書いていただいたと思っています。ありがとうございました。
第1準備書面の主張の方針としては「被告が就労時に障害について質問したのは配慮目的ではなく差別的な排除のためと呼ぶよりほかない」と、ある意味明確にストーリー化してもらったと思います。これまで団体交渉においては被告(事業所)に対して、こちらから差別に対しあえてそこまでの表現では伝えてきませんでしたが、今回のストーリーもまた、解雇において起きたことに対する合理的な解釈でもあるものと思います。
 
準備書面等のうち公表可能な部分については、原告支援用MLにて共有させていただいています。裁判日程等についてもお知らせしていますので、ご関心をお寄せの方は是非ご登録ください。